特別対談

「ゲーム開発の魅力をエンターテインメントで伝えたい」 ドラマ「ONETEAM」に込めたgloopsの想いとは 製作秘話インタビュー

gloops特別ドラマ企画「ONETEAM」
日々ゲーム開発に情熱を注ぐクリエイターたちの苦悩や葛藤、 そしてそのなかでも
ポジティブに臨む姿が6本のストーリー展開で描かれています。

「なぜドラマなの?」
「描かれている内容はどこまでが本当なの?」

そんな素朴な疑問を、出演者である八木のぞみさん、宮城大樹さんをインタビュアーとして迎え、
本作の制作総指揮を行った「濱」にいろいろ答えてもらいました。

gloops 濱

広告制作会社を経て、2013年にgloops入社。gloopsのブランド管理者として、現オフィスをはじめ、自社に関する様々な案件のプロデュースを担当する広報部長。ドラマ「ONETEAM」の制作総指揮を行った人物。

八木のぞみ

ドラマ「ONETEAM」にて、ディレクター「ナオ」役として全話に出演。チームメンバーを集め、制作を取り仕切る姉御的なキャラクターを演じる。 【おもな出演作】TBS「99.9」第7話 秘書役、YTV「マネーの天使」第4話 彩江役 他

宮城大樹

ドラマ「ONETEAM」第5話にて、「オカザキ」役として出演。第5話主人公の「アキコ」に期待しながら、優しく見守るインタラクティブのチームリーダーを演じる。 【おもな出演作】フジテレビ「テラスハウス」、映画「TOKYO TRIBE」他

なぜ「ドラマ」なの?

八木さん すみません...とっても根本的なところからお伺いしてしまうのですが、なぜ今回ドラマという体裁をとったコンテンツを制作されたのでしょうか?

新しいと思ったからです!

宮城さん え!それだけの理由で?!

ごめんなさい、勿論それだけではないのですが、まぁ嘘ではないかな(笑)
もっと根本的な目的のお話をすると、モバイルゲームで遊んでる方って沢山いると思うんですが、裏側を知っている方は一部の業界人だけだと思うんですよね。ゲームって総合芸術って呼ばれたりするんですが、本当に様々な技術が組み合わさっていて、開発期間も複数年掛かることもあり、相当な強い想いがつくり手に必要なんですよ。近年アプリゲームが星の数ほど生まれては消えを繰り返しています。でもどんなゲームにも、その裏側には情熱的クリエイターの物語があることを伝えられればなって思ったんです。本作品の最大のメッセージである「ゲーム開発の裏側にあるつくり手の情熱や、チームクリエイティブの素晴らしさ」ですが、ぼくらはアソビを提供する会社なので、このメッセージをエンターテインメントに乗せて、観てくれる方々に楽しんでもらいながら伝えたいなって考えてドラマ仕立てにしました。
また、gloopsは常にチャレンジングな会社であることを体現する意味でも、斬新なアプローチは大切にしています。

八木さん そうなんですね。このお話をいただいて、ワクワクしました!私もゲームはやることもありますが、正直つくっている方って全然意識してなかったので、つくっている方を演じられて楽しかったです。

宮城さんはどうですか?

宮城さん えっと...ゲーム開発って漠然と大変そうだろうなって思っていただけですが、多くの人の色んな想いが込められているって思うと、僕ら役者が一つの作品をつくるのと似ている気がしますね。

そうですね、宮城さんがおっしゃったように、たしかにゲーム開発は大変なことのほうが多いかもしれません。でもその“大変さ”は、「沢山の人々を楽しませたい、驚かせたい」という、大きな目的に向かうには必要なものなんですよね。おそらく大作映画の制作とかでも同じ様な“大変さ”があると思います。やっぱり良いモノを生みだすって凄く大変ですよね。でもその分やりがいもおおきいですが。

八木さん なるほど、確かにそうですね。みんな面白いゲームを作ることが目的でこの仕事についているんですものね。

そうなんですよ。だから、日々アウトプットされるゲームの中では当然語られることのない、一人一人の「情熱」やチーム開発の「魅力」を伝えることって、エンターテインメントになりうるのではないかと思ったんです。

宮城さん だから一人一人の制作者にスポットを当てているんですね。

そうですね。そして、gloopsでは「みんなの手に、新しい遊びを」というスローガンを掲げています。その観点で見たときに、「ゲーム会社の我々がドラマを本気で作ってみる」という新しさや、受け手に楽しんでもらえる形で、メッセージを伝えていく姿勢がgloopsらしいのではないか、そう思ったんです。

八木さん そんな深い考えから生まれたのがこのコンテンツだったんですね!

誰でも参加できる企画コンペって本当にあるの?

宮城さん すみません!いきなりですが、このドラマはフィクションだと伺っていますが、第1話であった『誰でも参加できる企画コンペ』って本当にgloopsさんの中にある制度なんですか?

はい、これは本当ですよ。職種関係なく参加できる企画コンペが不定期で年に数回行われています。
プランナーやデザイナーなどクリエイター以外の職種の方も参加可能なんですよ。gloopsでは社員全員がクリエイターという考え方のもと皆さん働いています。

八木さん すごい...広報の方とかも参加できるってことですか?面白いですね!まさにゲーム会社!

そうですね。でも実際に広報や人事などの職種の方のアイデアがゲームになったことは今のところ無いですけど、今後出てくると面白いですね。

「TEAM」で企画がブラッシュアップされていく

宮城さん みなさんコンペには1人で応募されるんですか?

企画自体は1人で考える場合が多いと思いますが、社内にはデザインやプログラミングのプロなど様々な職種の方がいるので、アドバイスを貰ったり、一緒に考えたりする方もいると思います。コンペの参加は1人の場合が多いですが、過去コンビで参加なんてのもありました。その辺は基本的に自由ですね。でも共通して言えるのは、ドラマ内にもありましたが、“企画で大切なのはUX(ユーザー体験)”が何であるかってことですね。

八木さん なるほど、確かにどんな体験ができるかって全ての軸ですものね。ドラマでは主要メンバーで企画をブラッシュアップしていくシーンがありますが、実際のメンバー構成との違いってありますか?

そうですね、ゲームのジャンルや規模によっても異なりますが、基本的な構成としてはそんなに変わらないです。ただ実際の開発現場にはドラマ内に登場しない職種も多く、例えばエンジニアにしても、フロントエンド、サーバーサイドなど数種類の担当に分かれていたりします。また、ユーザー行動を分析するアナリストや品質管理担当など、沢山の職種の方がいるんですよ。また職種名は会社によって異なることもあり、今回のドラマで登場した職種は大まかな名称をつけています。

宮城さん へー、そんなに沢山の方で作り上げるんですね。ユーザー行動の分析とか、なんか面白そうですね。でもそんな多くのメンバーを集めてチームを作るって大変そうですね。

まぁ、企画コンペからプロトタイプ開発までは、プランナーとエンジニアとデザイナーなどといった最小規模のチームでゲームの基礎を構築します。その後、開発が進むにつれ様々な職種の方がジョインしていく感じですね。

宮城さん そうなんですね。ドラマだとプロデューサーのキダさんが一人一人声を掛けてチームを作っていく過程が描かれていましたが、実際は違うんですか?

うーん、実際はタイミングや他プロジェクトとの調整なども発生するので、ドラマのようにプロデューサーが全ての主要メンバーを揃えるのは難しいと思います。でもgloopsではクリエイターの想いを尊重する文化があるので、第3話のサトシのように、出来る限りベストなチームが組めるように、現所属チームのリーダーや担当マネジャーの方々に相談して所属を異動したりしています。

チャレンジできる環境がある

八木さん 先ほどの企画コンペもそうですし、チーム間の異動についてもそうでしたが、gloopsさんって社員一人一人にチャンスがあるって感じがしますね。

そうですかね、ありがとうございます(照)gloopsでは、3つのミッションステートメントがあり、その精神を大切にしています。

宮城さん 3つのミッションステートメント?

はい。「想いを持て」「挑戦し続けろ」「チームの当事者であれ」の3つです。これらはクオリティの高いゲームを作る上でとても大切な要素なんです。今回のドラマの中でも感じ取って貰えるかと思いますが、ゲーム開発は長期に及ぶことや様々な要素が絡むので、粘り強くあきらめない強さが肝心で、つくり手の強い想いがとても重要なんです。また常に挑戦し続けないと新しいモノなんて生まれていかないんですよね。だから挑戦を応援する文化があるんです。例えば「手を挙げたもの」にはそのチャンスを与え、失敗をしても 次に生かすことを信じて、どんどんチャレンジしてもらうという文化です。そして最後の「チームの当事者であれ」というのは、チームの一人一人には必ず意味があり、お互いをリスペクトして、その場の和よりも、本音でぶつかり合うべきであるという考え方です。

八木さん すごいですね…第4話のマユや第5話のアキコの姿勢ですね

宮城さん あっ俺の部下のアキコね(笑)

そうでしたね(笑)
失敗も財産なんです。成功も失敗も、gloopsの会社にとっては、突き詰めると財産となります。その蓄積がよりおもしろいゲームや、よりよい職場環境を後々生み出してくれることだってあります。だから、失敗を恐れずに、チャレンジしてほしい。なにかにチャレンジしたい人にはgloopsはとてもよい環境を提供できるのではないかと思っています

広め方も考える開発体制

八木さん ほかにもgloopsならではのスタイルや体制がドラマに反映されているところってあるんでしょうか?

そうですね。ならではと言うわけではありませんが、gloops社内にはそのゲームをどのように広めていくかを考えるマーケティング領域の専門部署があります。

宮城さん 第6話のスギウラだ、、、!

はい。ゲームをどのように広めていくかをプロデューサーと一緒に考えていく専門の担当なんですが、開発初期の段階からプロデューサーの想いやゲームの特徴を理解して、マーケティングの領域においての『強み』を戦略立てて考えていくことは、とても大切だと思うんです。

宮城さん いやースギウラすごいな!(笑)

そうですね(笑)ゲームは沢山の方に楽しんでもらうことが最終的な目的なので、ローンチ後にどのように皆さんに届けていくかというコミュニケーションデザインはとても大切だと考えています。

印象的だったセリフ「ここからが忙しくなるよ」

逆に質問したいのですが、なにか印象的だったセリフとかありましたか?

八木さん ありました。第6話の最後、無事ローンチを迎えて、みんなで盛り上がっているなかタケヒロが、ワタルに『ここから忙しくなるよ』というセリフです。みんなで盛り上がっていて、ローンチしている中で、最初は「え!?」って思いました。

あそこですか(笑)でもあれは真実ですね。私たちアプリゲーム業界では、ローンチはまた新たなスタートなんです。ユーザーの手にゲームが届けられ、そこからサービス運営がスタートします。日々ユーザーに新しい体験を提供するために様々なゲーム内イベントを開催したり、よりユーザーの遊びやすい環境を考え、 データを見ながら、ゲームバランスの調整を行ったりと、また新たな「運営フロー」が始まるんです。gloopsでは長いもので6年もの間、皆様に楽しんでいただいているゲームもあるんですよ。

宮城さん 確かに。アプリってアップデートとか、時期ごとのキャンペーンとかいろいろやってますものね。でも6年って凄いですね。

そうですね。最終回のラストシーンのように、ユーザーによりよい体験を届けよう!という気持ちの元、改善の日々を過ごしています。

八木さん いやー…そうなんだ…ゲームの開発って奥が深いですね...今回このドラマをきっかけで、gloopsさんのことはもちろんですけど、ゲーム業界が好きになれたような気がします。

宮城さん ぼくも、熱い思いを持ってアプリゲーム作っている方々がいるって知れてよかったです!情熱を持ってなにかに取り組むって、かっこいいっすもん。

ありがとうございます。お二人のように、今回このドラマをみて、ゲーム業界や、gloopsに興味を持ってくれる方が増えると、我々業界内で働く者としてはうれしいですね、今回のドラマはフィクションですが、gloopsには挑戦できる環境や、想いの強いクリエイターが在籍しているのは事実です。まあこのドラマも一つの挑戦ですしね(笑)これをきっかけにgloopsで一緒にゲームを作りたい、想いを共有したいって思ってくれる方がいれば、是非採用応募してもらえると嬉しいです。

ドラマに込められた想いや制作裏話、そして事実に基づいた設定について、細かく答えていただきました。 まだドラマを観ていない方がいらっしゃったら、ぜひご覧ください!

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