遊びでつなぐ社員紹介 022

カード1枚で、
キャラクターの生き様まで表現する。

住宅街の中にぽつねんと佇む小さなギャラリー。普段は行かないような場所でこそ、多くの刺激を得られるものだ。今回はその中のひとつで、魅力的なアートを鑑賞。「こういう細かいタッチまでデジタルで表現できるようにしたいね」「こんな色味もスマホの画面で表現できるかな」。ゲームのイラストとはまた異なる油彩画に触れながら、ついつい普段の仕事に活かそうと考える。2人にとって大きな実りのある時間となったようだ。

イラストレーター

Shinji H.

2012年入社。前職までは身体を使った仕事が多く、そこで鍛えた丈夫な身体は今も健在。入社のきっかけにもなったイラスト「UMA48」の連作は現在7作品でストップしているとのことだが、それはきっとユーザーさんから次々と武将のイラストを心待ちにされている人気イラストレーターだからなのだろう。

聞き手 / フロントエンドエンジニア Shohei O.

前職も、イラスト関係のお仕事だったんですか?

Shinji H. 小さい頃から、兄と一緒にマンガのキャラクターの絵を描いたりするのが好きだったんです。でもそれを仕事にしたいと考えたことはほとんどなくて、前職までは全く違う仕事をしていたんですよ。物流会社で出荷の仕事だったり、電子部品工場で検品の仕事だったり。イラストレーターの仕事とは全く逆で、身体を動かすものが多かったですね。当時は体脂肪率が5%くらいでした(笑)

そのような全く違うお仕事から、どのような経緯でgloopsに?

Shinji H. ずっと絵は好きだったので、大人になってからも、趣味として休みの日などに描いていました。当時は女の子のイラストが得意だったのと、宇宙とか古代など不思議なモノに子どもの頃から興味があったので、未確認生命体と女の子を組み合わせたキャラクターがあったら面白いぞ!と閃き、「UMA48」という架空のアイドルを描いていました。いくつか描き溜めたところで、イラストをエッグファイル※というクリエイター向けSNSにアップ。そうしたら、企画性も含めてSNS上で話題になったんですよね。自身の作品を知らない人に評価されるのって、すごく嬉しいことなのだと、初めて体験しました。そうしたら、作品を見たgloopsの社員の方からスカウトの連絡もいただいて。チャンスってどこに転がっているかわからないもんです。やってみたいことは自分から発信してみるべきなのだなと思いました。

「UMA48」!確かに、見てみたくなる企画ですね(笑)現在はどんなイラストを描いていますか?

Shinji H. 『大戦乱!!三国志バトル※』で、武将たちの絵を描いています。かわいらしい「UMA48」でスカウトしてもらったけど、今は強そうでカッコいいテイストを追求中です。最近では外注している作家さんから送られてくるイラストのクオリティチェックも行っています。「もう少し顔は小さく」「構図、少し変えてみましょうか」なんて指示を出していると、やっぱり自分でも、もっといいものをたくさん描きたい!という気持ちが強くなりますね。

Shinji H.さんのイラストはユーザーさんから人気が高いと聞いています!

Shinji H. ゲームの掲示板などに「この武将カッコいい!」とコメントをもらうこともあり、嬉しいです。でも、1番モチベーションが上がったのは「このイラストレーターの描く鎧、いつも似たようなデザインじゃない?」という一見批判的なコメントでした。ゲームに武将はたくさん出てくるし、イラストレーターだって何人もいる。その中でShinji H.のイラストだと意識して注目する人がいるのだと気付いて、とてもやる気がでましたね。イラストはゲームの一要素ですが、イラストそのものを楽しみにしてもらってもいるのだな、と。ちなみにそのときから、鎧のデザインはかなり気を遣って描くようにしています(笑)

たくさんの人に自分のイラストが楽しんでもらえるのは嬉しいですよね。

Shinji H. そうですね。プレイヤーの中で選抜戦を勝ち抜いた人が参加できる月1回のイベントがあるのですが、そこでもらえるレアカードの武将たちを描くときは特に気合が入りますね。みんなが楽しみにしているものですから、見た瞬間に「おおっ!」と感動してほしい。他のものより、一層迫力がでる構図にしたり、派手な装備にしたり。そこで驚きがあると「また来月もイベントに参加しよう!」と思ってもらえますからね。大事な場面では、ユーザーさんが驚くものを届けたいです。

多くのユーザーさんを惹きつけるイラストを描く秘訣はどこにありますか?

Shinji H. 大きくは2つ気をつけていることがあります。ひとつは、描き込むポイントを決めること。細部まで丁寧に仕上げることは大切ですが、実は描き込みすぎるとごちゃごちゃとするばかりで、心惹かれないイラストになってしまうんです。大事なのはユーザーさんが「この表情がリアル!」「剣がすごくカッコいい!」と、どこがいいポイントなのか一瞬で感じ取れるようにすること。極端に言えば、「ここだけ見てくれればいい!」という想いで、力の入れどころを決めています。
もうひとつは、ただ1枚の絵ではなく、動いている一瞬を切り取ったようなイラストに仕上げること。イラストで表す瞬間の0.1秒前、0.1秒後を考えてみるんです。手はどこにあるか、視線はどこを向いているか。これを意識することで、武器を振り下ろす風圧や飛び散る汗も感じるくらい、臨場感や迫力のあるイラストになるんです。「生きてるみたい!」とか、「これまでたくさんの戦いを生き抜いてきた様が伝わってくるな」とか、そんなことまで1枚のイラストから伝えられるようにしていきたいですね!

三国志のイラストを描くことに関してはすでに社内随一のShinji H.さんですが、これからはどんな仕事をしてみたいですか?

Shinji H. 三国志は、決まったキャラクターを1枚のカードの中でいかに表現するかという仕事なので、次はそもそものキャラクターをつくるところからやってみたいですね。どんな性格のキャラクターで、どんな動きをして、と考えてビジュアル化していく。1枚のイラストの中に留まらないこともやっていきたいです。

gloopsに入社する未来の仲間にメッセージをお願いします!

Shinji H. イラストレーターは、どんな絵を描くか、個性が大切になる仕事だと思います。だからこそ「こんな人に来てほしい」と決まったものがなく、色んな人が来てくれたら、色んな絵でユーザーさんを楽しませるチームになれるはずです。僕と全然違うイラストを描く人、大歓迎。興味があればまずは会いに来てください。

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